2002年7月
「チョット宗谷岬まで」ツーリング
『序章』 北海道旅行と私
単車乗ってて、キャンプツーリングとかやっていると、必ず聞かれる.
「北海道は行きましたか?」
聞きたくなる気持ちはわかる.でも、いいじゃん、別に行ったことなくたって.
俺はもともと泊まりでツーリングなんかする人じゃぁ無いんだよ.
単車は好き.キャンプも好き.でも、今までそう言う仲間も居なかったし、道具も持っていなかったから、そういうことは全くしたことがなかった.
四つ輪では、宿も取らずに旅行したことはある.
でも、単車ではほとんどない.
ナナハン乗ってた時に、トンネルの中で単車の上で寝た1泊ツーリングはしたことあります.
夜の0時に出発して15時くらいまでずっと走りっぱなしの日帰りツーリングをしたこともあります.
でも、それだけ.
今のスタイルのキャンプツーリングを始めたのは、ほんの4年前くらい.18年も単車乗ってて・・・つい最近のことだ.
バイト時代の先輩にしつこく誘われてテントとシュラフを買った.
当日はあいにくの雨で、結局ホテル泊まり.
2回目の挑戦は会社の仲間と.こちらは天気もよくとっても楽しかった.関東と関西から仲間が集まったキャンプだったけど、経験者の装備の豪華さにチョットビックリした.
でも、本格的になったのは、今の相棒と出会ってから.その相棒はXJR13.とにかく、こいつと出会って俺は変わった.とうとう一人でキャンプ道具を持って出かけるまでになった.装備もずいぶんと充実した.たくさんに増えた道具を満載して、知らない町の峠道に行ってもこの相棒は普段と全く同じ様に走ってくれる.長距離で全く疲れない.ネイキッド派の俺が考えつく最高のツアラーだ.
北海道は行ったことはあります.
高校時代、鉄道研究会の夏の旅行で、周遊券を使って・・・
これも楽しい旅だった.青森で解散した後、今乗ってきた連絡船にまた乗って北海道に戻ったのは俺だけだった.2日くらい北海道を一人旅したことになる.最北端は音威子府まで.それより北には日程の関係で行けなかった.
旅に出ると必ず行くところがある.
「先っちょ」だ.
男3人で5日間で関東から九州に行って帰ってきた旅.クルマでひた走ってたどり着いた佐多岬.本土最南端の地.ここが全ての始まりか.
そのほかには、四国は佐田岬.室戸岬.本州最南端の潮岬.御存知御前崎.地元伊豆石廊崎.房総洲崎.
本格的に旅行をしている人から比べればまだまだ少ないかもしれないけど、旅に出ると、なぜか先っちょを目指すことが多い.
単車乗ってて何が楽しい?
もちろん走ること.
いじるのも好き、洗って磨くのも好き、じっと眺めているのも好き(苦笑)
でも一番好きなのは走ること.だって単車は走るための道具.走っている時が単車も一番幸せなはず.
北海道に特別な思い入れはありません.
いつかは絶対に行くぞ!という意気込みは、そんなにありません.でした.
行くなら行くでそれなりに行ってみたい所はありますが、それは北海道に限った話ではないし、・・・みんな北海道を特別扱いし過ぎなんじゃぁないの?とまで思っています.
確かに遠いし、新幹線も走ってないし、行く機会は少ないし、行ったら行ったでとんでもない距離を移動しないと次の目的地に着かないし、こんな北の方まで来た事無いから見た事無い景色だし・・・特別扱いしたい気持ちもわからなくもないですが・・・
「北海道は行きましたか?」
もういいかげんにしてくれ、なぜ九州じゃぁなくって「北海道は・・・」と訪ねる?
いいじゃん、行ったことなくたって.それ以外の場所の事を聞いてくれよ.九州、四国、紀伊半島、佐渡島・・・これだけ旅したことあるのに、何で・・・
あれ?単車かクルマで行った事無いのは、北海道だけ?
ムムム・・・これはやはり一度は行かねばならんのか?
しかし実際問題、社会人となった今、北海道旅行と呼べるものを出来るほどのまとまった休みは取れない.正直、北海道旅行というものは、仕事をしなくなるまではお預けだ.これはどうしようもない事実.
ではどうしよう・・・自分の旅行や、単車の乗り方のポリシーを崩さず、最適なコンセプトとは何か・・・
そこで考えたのは・・・
「チョット宗谷岬まで行ってきます」
「時間があったら、納沙布岬や襟裳岬も寄るかもしれません」だ.
もう一つの目的はもちろん走ること.フェリーは最小限の使用.せっかくのツーリング、船に乗ってる時間があったらその分走りたい.これはいつもの俺のスタイル.
いつ行く?これも大事な問題.
仕事の都合を考えると、職場が変わったばかりの今はけっこうチャンスと言える.今の職場の仕事が本格化する前に休みをもらおう.
天気のことを考えると関東が梅雨明けする前がいいなぁ.
お金は?やばっ.ボーナス出るの待ったほうが良いなぁ.
当初の予定では、ボーナスをもらった木曜日の夜出発して(うちの会社はボーナスは現金支給なので、その日は会社に居ないともらえない)金曜から次の1週間有休でトータル10日間というのを考えていた.
しかし仕事の都合でその週は休めなくなり、天気は悪そうだが仕方無しに1週間予定を後ろにずらした.後は予定どおりの有休の許可が出るかどうか・・・
結局もらえた休みは「金曜日はダメ」で5日間.前後の土日を入れるとトータル9日.金曜の夜から月曜の朝までが使える時間だ.でも、フルに使う気はないので早めに行って早めに帰ってこようと考えている.
さてさてどうなることやら・・・
7月19日
とうとうやってきました出発の日!
準備は万端!?
あとは出発するだけ・・・といった時に、仕事の都合で出発が遅れた!(苦笑)
18時30分出発予定が、気が付いたら20時ジャスト!(爆)
でも、まぁ、なんとかなりそうな気はしている.
余裕時分はたっぷり取ってあるから.
決まっているのはフェリー乗り場に6時30分までに着くって事.
俺の計算上では、3時には着ける.
荷物満載のキャンプフル装備のXJR13君と共に出発です.
首都高に乗りました.全線真っ赤っ赤です.
浦和料金所まで1時間以上かかってしまいました(泣)
ここで、リアサスのイニシャル荷重を再調整して、その他の点検をしていよいよ本線に突入です!
目指すは青森料金所!
特別な問題も無く、いつものキャンプツーリングのような感じで走っています.
ただ、距離が長いので、いつものようにバカみたいなスピードでは走っていません.
まぁ、具体的に何キロかとは言え無いのですが・・・(苦笑)
ちょうど、向かい風にカラダを預けて、支えてもらえるくらいの速度です.このスピードで走ると、とっても楽なのです.何回かの高速道路利用長距離ツーリングで得たノウハウです.
お天気予報によると、仙台よりチョット北くらいまでは雨は降っていない予定.だから、特別な雨具は装着していません.ただし、バッグの中身は完全防水です.
過去に、台風のような雨の中を大阪から東名で帰ってきたことがあり、その時得たノウハウで完全な雨対策をしています.
雨が降れば、ライダーは濡れるしかありません.だから雨の日は走らないという人も居ますが、事情によっては雨の中を走らざるを得ません.どうせ走るなら快適に走りたいもの.とはいっても、四つ輪のような快適さは得られませんが・・・(苦笑)
私の完璧な雨対策はこちらで御覧下さい.(linkが張れていなかったらゴメンナサイ.そのうち作ります)
宇都宮くらいまでなら何度も走ったことがあります.那須塩原までなら2回くらい行ったことがあります.郡山から1度だけ帰ってきたことがあります.自走ではその辺が最北端.つまり、そこから先は未知の世界!
そんなことを考えながら走りつつ、那須高原SAで最初の休憩.メールを打ったりなんだカンダで40分も休んでしまう.イカン!せっかく稼いだ余裕を使い切ってしまった(苦笑)
そこからひた走って次は鶴巣SAで休憩.仙台の綺麗な鉄塔を見たかったんだけど、東北道からは見えないみたいネ.
あ、当然のごとく、Librettoクンは持参しています.止まるたびにインターネットで雨の状況をチェック.鶴巣でカッパを着ます.
予報では雨が降っているはず.しかも高速上の情報表示版にも雨走行注意と出ているのに、霧ばっかりで雨はほとんど降っていません.
さらに、カッパはバタバタして快適な高速走行を妨げます.チョット嫌になったので金ヶ崎SAで再びカッパの上から革ジャンを着ました.
そしたら雨が降ってきました(泣)
高速上ではバタバタしない方が優先なのでそのまま走ります.雨はどんどん激しくなってきました(大泣)
青森に入って若干小降りになったものの、もうすでに革ジャンはグッショリデス(泣)
ジャスト8時間で青森料金所に到着.予定より遅れましたが、いろいろな事情を考えると上出来です.5時20分、青森フェリーターミナルに無事到着.
朝食(カレーとビール・笑)をとり、搭乗時刻を待ちます.
搭乗は単車から.同じく品川ナンバーのブラックバードさんと共に搭乗.後からきた単車も入れると5〜6台くらい.フェリーは私的には始めて乗る2階建て.私たちは2階に誘導されました.
フェリー内では爆睡.隣に居た女の子二人づれのことなど気にしていられません.夜どおし走った直後.しかも2本もビールを飲んでいるのです(笑)
3時間40分はあっという間.チョット寒かったけど、けっこうしっかり寝れました.
そんなこんなで函館から北海道自走初上陸!(パチパチ/拍手)
7月20日(2日目)
フェリーを出る時いいかげんな状態で出てしまったので、最初のコンビニで早速休憩.温かい缶コーヒーを飲み目を覚ましつつ身支度を整えます.お天気を調べると、行く先で雨が降っています.無駄な抵抗は止めて、カッパを着込みます.
出発したら5分も立たないうちに雨.着てて良かったカッパクン!(笑)
函館の町は大昔高校生の時に一度来たことがあります.市電に乗って町を散策したので、なんとなく雰囲気は知っています.同じ場所に行かなくとも、チョット懐かしい感じがしました.
R227からR5へ入りひた走ります.高校生の時、大沼で駒ケ岳をバックに50系客車の写真を撮りたかったのですが、天気が悪く駒ケ岳は全く顔を見せてくれませんでした.
今回もあいにくの雨で、また駒ケ岳さんは顔を見せてくれません.帰りには見れるといいなぁ・・・
ホントは道央道に乗ってさっさと北を目指そうと思っていたのですが、なんとなく気まぐれで長万部まで下道を走りました.(実はこれが計画変更の口火となったのだが、それに気がつくのは数時間後の話)
今回は、食事のプランは全くたっていません.北海道に行くならおいしいものをたくさん食べたい!!と思うのが普通でしょうが、私は海産物がいまいち苦手なので、どうもそういう計画は立てませんでした.
ところが、道端に立っていた「カニ丼」という看板を見たら、無性にそれが食べたくなりました.どうやら長万部に来たらカニを食べないといけないようです(苦笑)
ちょっとあやしい(ゴメンナサイ)「愛」というお店に入りました.
もちろんカニ丼を注文.おいしかったです.一緒に出てきたホタテ(?)の味噌汁がまたおいしかった!こんな味噌汁飲んだ事無いよぉ!
そこで会った二人のXJR乗りの方と話をしました.
「一人なら天気を見ながらルートを変えられるからイイよネ」
そうか、その手があったか!(笑)
早速天気を調べます.どうも北の方は天気が良くない.このまま予定通り宗谷岬に行っても雨の可能性が高い.一番の目的地が雨だとわかっていてそのまま行くのはやっぱりおかしいぞ.と、自分を納得させ、予定を変更です(苦笑)
予定と逆に、反時計回りのルートをとることにしました.
だったら、高速に乗らないで、もう少し下道で行こうか?
おー!せっかくだから、前から見たかった昭和新山を見ていこう!
さぁ、少しずつ予定がおかしくなってきました.
自分では昭和新山を見ようと思って道を曲がったのですが、チョット様子が変.そうそう、忘れていましたが、有珠山の横っ腹が最近噴火して大変なことになっていましたよね.そのため行こうと思った道が通行止めです.よく見ると、「西山火口」という看板が出ています.どうやらその最近できた火口が見れるようです.もちろんそちらを目指します(苦笑)
行き着いたところは、駐車場でした.係りの人に様子を聞いてみます.
どうやらここはもともと洞爺湖へ通じていた道らしいのですが、その道のど真ん中に噴火口が出来てしまい、つい最近公開が可能になり散策道ができたらしいのです.ずいぶんと生々しい様子がみれるという話なので、駐車場代を払って見学することにしました.単車は100円.何だ安いじゃん.聞いたら、ほとんどボランティアみたいなもので、散策道を作った元は取れていないそうデス(泣)
じっくり見学しました.写真もたくさん撮りました.皆さんぜひ一度行ってください.活火山の恐ろしさがよくわかります.だって、2年以上経つのに地面はまだ暖かいンだもの・・・
ホントは洞爺湖側まで抜けているのですが、そこまで行っちゃうと戻ってくるのが大変なので途中で引き返しました.洞爺湖側の入り口の近くにどうしても見たい物があるので、別の道を通ってそちら側に行ってみます.
行ってみたら、そちらの駐車場は南口の半券を見せるとタダで止めさせてくれました.駐車場の係りのおじさんたちは、皆さん地元の人です.当時の生々しい話が聞けました.海までずっと下りだった道の途中が、70mも隆起したそうです.高速道路に入りやすいようにと新しく作った消防署が、数ヶ月で無駄になってしまったそうです.
本気で、自然の力には逆らえないんだ、と思いました.
そこでいろいろと話を聞かせてくださった「早坂さん」が、素泊まり3000円の宿があると紹介してくださいました.散々雨にやられてしかもろくに寝てないので、今夜はそこに泊まってもいいかな?と思い早速行ってみることにしました.
行って話を聞いてみると、ライダーズルームと言うものが有り、雑魚寝だけど1300円だというではないですか!早速お願いいたしました.
結局のところ、私の後に誰も来なくて、十数畳はあろうかという部屋を独り占めでした.でもなぜか真中で寝ないで端っこで寝てしまうんですよネェ(苦笑)
7月21日(3日目)
大和旅館で目覚める.温泉旅館なので朝風呂に入る(笑)
昨夜知り合った常連さんに別れを告げ9時過ぎに出発.
ここに寄った本来の目的は「昭和新山」を見るためなので、そちらを回って海側に出ることにする.
すごいよ昭和新山!やっぱり生きてる.昨日西山火口を見た直後だからかもしれないけど、すっかり落ち着いている箱根の山とは違った迫力がある.湯気を吐いているだけなら大涌谷もいっしょなんですが・・・(苦笑)
今日はどこまで行こうか?(笑)
襟裳岬を見て釧路の方まで行けるかな?
室蘭に着いた.今一緒に仕事をしている営業の人や、開発の仲がイイ人で、室蘭の大学出身の人が居る.話のネタにチョット寄っていこうか.いい具合に「地球岬」という「先っちょ」もあるし・・・(苦笑)
白鳥大橋を渡って、室蘭市街に入ります.測量山と言う不思議な山に惹かれつつ、地球岬を目指します.
暑い!(笑)なんだか昨日とは大違い.濡れた革ジャンも早めに乾きそうデス(笑)
地球岬はネェ・・・チョット・・・天気が・・・晴れてはいたのですが雲が多かったので・・・(苦笑)
単車のところへ戻ってキーを差し込もうと思ったら、入ったものの回りません.実は私は鍵関係の仕事をしているので、中の様子がなんとなくわかります.おとといの晩の大雨で油が切れているのです.そういえば、チェーンも、とっても悲しそうな音を立てています.どこかで油をさしてあげないと・・・
キーが回らないのはもう一つ理由があります.キーがほんのチョット曲がっているのです.スペアキーを持っているのでそちらを差し込んでみましたら、油が切れているのに何とか回りました.油切れとキーの変形のあわせ技.こんなところでイグニッションシリンダーを壊したらシャレになりません.油を差すまでは慎重に扱うことにします.
チョット地図を見てみたら、「イタンキ浜」という浜があります.鳴き砂が有るそうです.もちろん行ってみることにします.
私はツーリングの時には「ツーリングマップル」という地図を使います.単車乗りには常識となっている地図です.
この地図には、いろいろな情報が載っていて、おいしいものや珍しいものが近くにあるとすぐに分かります.とても便利なのですが、なんでも興味を持ってしまう私にとっては、予定を崩す原因となっています(苦笑)
こんなペースでホントに襟裳岬にたどり着けるのでしょうか?(苦笑)
イタンキ浜の鳴き砂!ホントに「キュッキュッ」と音が出ました!足を引きずるように歩くとなりました.バッシュが鳴るようなあの感じ.
音が出るのはほんの一部の砂なので、他の場所では同じ様に歩いても鳴りません.いろいろな条件が整わないと、こういう砂にはならないそうです.もちろん「きれい」であることも大事な条件.丘の反対側に巨大な鉄工所があることを考えると、不思議な感じがします.
浜のすぐ近くにカー用品店があったので、チェーンルーブを探します.残念ながら、四つ輪用品専門店だったので、単車特有のチェーンルーブは置いてありません.仕方無しに浸透性潤滑剤を1本購入.イグニッションシリンダーとチェーンに差してあげます.
なんて言ったらいいのかなぁ.お前らホントに正直者だね!といった感じ.油を差したシリンダーとチェーンは、とたんに調子が良くなりました.「潤滑」って大事なんだなぁと再確認(笑)
気が付けばもうお昼前です.もう「ツーリングマップル」は良く見ないようにして(苦笑)襟裳岬を目指してひた走ります.
と思ったら、また余計なことを思い出してしまいました.
私は高校生までは、鉄道趣味人でした.今風に言うと「てっちゃん」ですか?
日本の鉄道の中で一番の直線はどこだか御存知ですか?実は一位は北海道で、二位は東京にあります.東京は中央線.えーと、中野あたりからずーっと西に直線で伸びています.一位の北海道とほとんど変わらない長さです.しかし、実は東京というのは高低差がある町で、けっこうデコボコしているのです.だから、純粋にマッタイラの一直線を楽しむならやっぱり北海道の、白老・苫小牧間ということになります.
もちろん、国道もまっすぐですが、車が多いので、いまいち実感が湧きません.チョットよそ見をすると、割と近いところにJRの線路があります.踏切を見つけて写真を撮ることにしました(笑)
あらら.またまたこんなところで時間を食っています.大丈夫なんでしょうか?私(爆)
もうこれ以上は寄り道できません.襟裳岬の手前で泊まろうかとも考えましたが、とりあえず行ける所まで行くことにします.
よくよく考えたら、朝旅館で缶コーヒーを飲んだだけでまだ食事をしていません.恐る恐る(笑)ツーリングマップルを開きましたが、この辺には特別な食べ物は無いようです.だったら・・・ということでコンビニでお買い物.パンを食べておなかを膨らまします.メールチェックなどをしたらさっさと出発.
日高自動車道は、現在のところ暫定無料開放.自動車道を降りてR235を走りますが、一般車も高速と同じ様な速度で走ってる!北海道恐るべし!(笑)
日高地方は競走馬の飼育で有名.所々・・・ではなく、周り全てが牧場!(笑)有名な競走馬を出した所はわかりやすいようにその名前が掲示されています.行っても行っても牧場だらけ.いいかげん飽きてきます(笑)
静内に近づくと、なにやら対空射撃訓練をやっている様子.大きな音がするから気を付けろという内容の看板がいくつか出てきました.自衛隊の射撃訓練場があるようです.と、思っているうちに目の前から右(海)側に光が走りました.そしてその後から「バシュッ」という大きな音が・・・対空射撃訓練を目の当たりにしてしまいました.何か標的でも飛ばしてそれを狙っているのかなぁ?もう一度見たかったけど、止まらずに通過デス(笑)これ以上寄り道している時間は有りません(泣)
相変わらず牧場は存在しますが、今まで見なかったものも目にするようになりました.黒い、太い、紐のようなもの.そうです.日高昆布!
海岸で、その、黒くて太くて長いもの(なんかエッチ・爆)を干しています.もう時間も遅いので、おおかた片付け終わっていますが、まだ最後のやつを片付けている人たちも居ます.軽トラの荷台に束ねたものを積んで走っているのですが、3から4メートルは有ろうかと言う代物.軽トラの荷台には乗り切れていません.先っちょは道路に引きずったまま走っています(笑)
皆さん.日高昆布の先っちょはアスファルトの匂いがしますよ(笑)その匂いがしない物はニセモノだ(大笑)←冗談ですから、本気にしないで下さい.でも、引きずっていたのはホント(苦笑)
様似(さまに)では、「エンルム岬」に寄りました.近くに親子岩などもあります.かもめがたくさん居て、すぐ近くに寄っても逃げないことに驚きました.
さてさてのんびりはしていられません.襟裳岬までもう少し!そろそろ17時だけど、まだまだ走ります.
襟裳岬がだんだん近づいてきます.私の予想では、断崖絶壁の海岸線を、海ギリギリの高さで張り付くように出来ている道を走っていくのだと思ってましたが、全く違いました.
高原の草原のような、台地の上の緑の草原の中を走っていきます.もっと物悲しい所だと思っていたのですが、なんだかチョット印象が違います.穏やかそうでとってもいい所です.
そんなこんなで襟裳岬に到着!
早速「先っちょ」に行こうと思いましたが・・・
まず、「風の館」という建物が有ります.
一見、ここを通らないと先っちょまで行けないように見えますが、そうではありません.なんだか、石廊崎の「ジャングルパーク」を思い出します.
私は冷静に灯台の横を通って回っていくルートを取りました.
先っちょに行ってみると、どうやら先っちょが3ヶ所あるようです.
何をもって先っちょと認識するかというのは個人によって差が有るでしょうが、ここは一番南に位置する場所を先っちょとしたいところ.どうやらそれは、一番右側の、灯台の下の霧笛がある展望台のようです.
欲張りな私はもう一つの展望台にもしっかりと行きました.
現地に行くとわかりますが、見た目の先っちょ(地形的に先っちょに見えるところ)は、もう少し下の昆布干場です.どうやらそこまでは道がつながっているようなので、単車で行くことにしました.
駐車場に戻って単車にまたがります.気温が低いのでエンジンが冷えています.アイドリングが安定しません.ペケちゃんごめんねと思いつつそのまま走ります.(実はこれがこの後のトラブルを招く原因になるとはこの時まだ気が付いていないのであった)
展望台の駐車場のすぐ下の細い道を降りていきます.昆布を干す作業場のようなものがあり、思っていたところまで行くことは出来ません.
仕方が無いので、チョット単車をUターンさせようと思いました.砂利の上り坂を右方向に転回しようと思ったそのとき、「ぶっ」っと言って、ペケ君はエンストしました.アー、暖まっていないから仕方ないかぁ・・・と考えつつペケ君は無情にも右側に倒れていきます.もう支えようがありません.そのまま倒れるだけです.
「ドシャッ」
嫌な音を立てて、キャンプ道具満載のドでかい単車が横たわっています.しかも上り坂の下側に向かって倒れています.
あーあ.何もこんなところで立ちゴケしなくてもいいものを・・・
せっかくなので記念に写真をとろうかと思いましたが、ガソリンが漏れているので起こす事を優先しました.この状況では簡単には立ち上がりません.まずは冷静に荷物を降ろします.そしてハンドルを右側にフルロックして、左手はタンデムステップのブラケットにかけます.
「おりゃぁー」
260kgは有ろうかと言う単車が坂道の下向きに倒れているのを一人で起こすのは並大抵の事では有りません.懇親の力をこめ、ほとんど立ち上がったとき、直立の体制を維持できず、スタンドを出そうと手を伸ばした瞬間、再びペケは倒れました.
正直言って、もう力は残ってません.足元はすべり気味だし、単車は重いし・・・
しかし、こんなところで一人で泣いていても何も始まりません.再びチャレンジです.
今度は先にスタンドを出してから起こしにかかります.
懇親の力をこめ途中まで起こした時、やっぱりそれ以上の力は出ません.とりあえず膝で支えつつ、再び気合を入れます.
人間は通常はホントの力を全て出さないように自動的にコントロールされています.全て出しちゃうと、体のほかの部分を壊してしまう可能性が高いからです.
しかし特殊な状況においてはそのコントロールを切ることが出来ます.いわゆる「火事場のバカ力」デス.
出しました.その力を.
ペケクンは無事立ち上がりました.
とりあえず平らなところまで押していき、エンジンをかけます.
始めはチョットぐずりましたが、すぐに何事も無かったかのようにかかりました.こいつのいいところは、立ちゴケしてもすぐ元の調子に戻ること.ホントに、俺の苦労はまったく知らないかのようです.でも、よく見ると、ウインカーレンズがぶっ飛んでいます.この前のツーリングでぶっ飛ばして、セロテープで止めてあったものです.早速オリーブドラブのガムテープを取り出して修復しました.まさかの為に持って来ていたのです.
荷物も元どおりに積んで、さぁこれで大丈夫.先っちょを見に行く事にします.
そんなこんなで、たどり着いた3番目の先っちょは・・・どうって事なかったです.
皆さん.襟裳岬に行ったら、一番右側の展望台だけ見ればいいですよ.そこが一番イイ所ですから(苦笑)
それから、展望台の駐車場の近くにあった看板に襟裳岬の緑の丘の秘密が書いて有りました.今日は天気が良かったので、緑の丘はとても気持ちの良いものに見えましたが、実はそれは「何も無い」事の表れでもあったのです.戦後この地はまったく草木の生えていない「襟裳砂漠」だったそうです.しかし、地元の方々の努力で、少しづつ草を植え木を植えやっと今の状態になったそうです.今日は美しい草原に見えたこの丘も、裏を返せば、草が生えるのがやっとな厳しい気候の岬、という事になるのです.
なんだか余計な事をしているうちにずいぶん時間が経ってしまいました.そろそろ今夜の寝床を確保したい時間です.ツーリングマップルによると、ここからすぐ近い「百人浜」と言う所にキャンプ場があるようです.分類的には、オートキャンプ場です.もしかすると値段が高いかな?
チョット迷いましたがとりあえず行くしかありません.
着いてみたら、なんととってもきれいな町営のキャンプ場.テント一張りは200円!安い!
早速お願いしてテントを張ります.
今日はもうなんだか疲れちゃったので、お風呂も入らず(苦笑)ご飯も食べずにそのまま寝てしまいました(苦笑)
7月22日(4日目)
「百人浜オートキャンプ場」で目覚める.
昨夜少し雨が降ったが、今朝は降ってない.しかし天気は曇天.今日もかぁ・・・
昨夜何も食べていないので、パスタをゆでる.身内にはおなじみの、バジリコふりかけパスタ.調味料セットを良く見ると、塩が無い.そうだ、この前の秩父キャンプの時に使い切ったのを忘れてました.仕方ないので塩無しでゆでます.
パスタを作りながら撤収の準備.これもいつもの事.段取り良くやらないと時間ばっかり食っちゃうからネ(苦笑)
そんなこんなで、起床から2時間していよいよ出発.6時20分です.
今日は釧路湿原と、出来れば納沙布岬!?なんて事を考えながら、まずは「黄金道路」
北海道に来たら絶対に走りたいと思いつづけて十数年.やっと走る事が出来ます.工事がとっても大変で、とってもお金がかかっているのでこの名前.どんなにすごい所なんだろう?昨日地球岬であった人は、高波のせいで道路はグチャグチャに濡れていた、と言っていた.今日は大丈夫かなぁ?
いよいよ着きました.「黄金道路」.入り口に立派な石碑が立っています.天気は・・・雲は多いけど風も少なくイイ感じ.波を気にせず安全に走れそうです.
ホントに切り立った崖のすぐ海の高さのところに道は出来ています.海が荒れると襟裳岬方面行きはつらいな.もろに波かぶるよ.
この道を知ってから時間がたっているので、その前にいろんな道を走りました.正直言うと、もっとヤバそうな道は他にもある.お金かかっているだけ有って、けっこう快適.天気が穏やかなせいもあるかもしれませんが、チョット期待はずれ(苦笑)
黄金道路を平和に走りきって、広尾の「セイコーマート」でチョット休憩.この先のルートを確認します.
そこでまた余計なものを発見!「愛の国から幸福へ」って知ってます?国鉄広尾線の愛国駅と幸福駅の話です.昔けっこうブームになったんですよ.私はもともと鉄道大好き少年でしたから、その二駅は憧れの駅なのです.今は、国鉄再建策で広尾線自体が廃線になってしまったので、観光スポットとして駅が残されているようです.ホントは営業している時に来たかったンデスがそれは後の祭.とりあえず寄ってみる事にします.
予定していたR336を離れ、R236へ.
何も考えていなかったし、地図をみてもそれと言ってわかるようには書いてなかったのですが、ここの道ったら、とてつもなく真っ直線(笑)しかも周りは畑だし.これぞ北海道の道!って感じ.チョット感動しました.
でもネ、そればっかりだと飽きてくるのも事実(苦笑)
幸福駅の入り口の案内がありました.予想とはずれて、何も無い畑の真中.ここのどこが「幸福」なんでしょうかと思ってしまいました.
本物の駅舎とプラットホームが残してあって、線路もチョット有って、気動車1台と雪かき車が保存されていました.おみやげ物の売店も2・3軒.立派なような寂しいような・・・コメントに困る状態.
正直言うと、やっぱり営業中に来たかったネ.やっぱりなんだか寂しいだけだ.ぐるっと一回りして、お土産も買わずに帰ります.
隣の「大正」駅も保存されていたので、チョット寄って、愛国駅に行きます.
ここはもうチョットましで、一応街の中.9600型というSLも保存されていてけっこう立派な感じです.でもやっぱり・・・もうそれを言うのはやめましょう(苦笑)
R38に乗って、海に戻ります.途中で「ハルニレの木」という看板をいくつか見ました.悪い病気がまた出ました(笑)どうしても見たくなりました.案内の看板を一つ見落とした為に、チョット遠回りしちゃいましたが、無事に到着.写真をとりました.
日立さんのコマーシャルの「この木なんの木」に似ている様な気がしますが、どうなんでしょうか?
天気が良くなってきました.久しぶりにTシャツと革ジャンになります.青空はちょっとしか見えないものの晴れて暖かい天気は最高です.気持ち良く走り始めました.
しかし、音別(おんべつ)を過ぎて白糠(しらぬか)に入ったあたりから、また周りが白くなり、寒くなってきました.カラダが冷えてきたので、温かいおそばを食べました.そば好きな私は、どんなに寒くともザルかモリを食べるのですが、その私が温かい天ぷらそばを食べるのですから、どんなに寒かったかわかるでしょ(苦笑)
カラダが温かくなってまた走ります.今度はチョット眠くなってきました.眠気覚ましにチョット休憩.再び走ります.
釧路に着きました.釧路出身の後輩に駅の写真でも送っておどかそうかと思い駅へ.写真を撮りましたが、その写真はその日には送り忘れました(苦笑)
釧路湿原に向かいます.釧路と言う町はチョット予想より大きな町でした.その大きな町のすぐ裏に釧路湿原はありました.なんかチョット変な感じ・・・(苦笑)
細岡展望台に行こうと思いR391に入ります.チョット走ったら、霧が霧雨になり雨になりました.またまたカッパを着ます.この旅は、カッパを着ている時間の方が長いデス(泣)
展望台へ行く道は途中から未舗装でした.XJRで走る事はできる程度のダート.でも、荷物満載.雨と霧で視界不良.昨日立ちゴケした嫌な記憶あり、と言う条件のもと、楽しく走れるわけもありません.おまけに、霧のため、展望台からの視界が良くありません.眼下で釧路川が蛇行しているのは見えましたが、どのくらい広いところなのかさっぱりわかりません.なんだかノリの悪いまま再びダートを走り次の展望台を目指します.一応オフ車も乗ってる人間なので、何とか無事に走りきりました.でも、お目当ての展望台はわからず、釧路湿原の偉大さや、すばらしさや、大切さなんてものは全然わからないまま次の目的地へ向かう事となりました
相変わらず霧で真っ白な中を100km/hくらいで走ってます.路面はドライでも、シールドに水滴がつきます.おそらく湿度は100%に近いでしょう.雨用のオフロードグローブでシールドをぬぐうと、なぜか水はじきが悪くなりさらに視界が悪くなります.親水性を向上させる何かがグローブに付いているのでしょうか?
仕方が無いので、片手でタオルを持って、間欠ワイパーのようにぬぐいながら走ります.単車の性能が良いので、そんな事をしながら100km/hで走っても全然大丈夫です.XJRに乗ってて良かった!と言うか、XJRに乗っていなかったらこんな所には来ていません(笑)
またまた冷えてきたので温かいものを飲みたくなり休憩.なぜか自動販売機はcoldばかり.つらい!でも、道の向かいのお店の前にhotが入っている販売機がありました.
どこかホテルにでも泊まろうか?と考えてながら走っていたのですが、ツーリングマップルで、低料金のキャビンがあるキャンプ場を発見.ここから近いので行ってみる事にしました.途中湿原の中を突っ切る道を走行.なんだかさっきの釧路湿原よりもイイ感じです.不思議なもので、こういう天気(周囲真っ白)の時は、端っこの展望台から見るよりも、真中を突っ切る道を走った方が感動するようです.前後左右に永遠に続いている湿原!とっても素敵な体験でした.
霧多布岬というホントに霧がたっぷりでまったく視界が効かない岬の先っちょのほうに、そのキャンプ場は有りました.小さ目のコテージがなんと840円!超激安!
しかし係りの人が居ません.他のライダーに聞いたところ、ついさっき帰ったとの事!連絡先が書いてあるので電話をします.どうやら町営の施設で、連絡先は町役場のようです.結局役場までコテージの鍵を取りに行く事になりました.またあの霧の中を走るのかぁー・・・仕方がありません.こんな霧の中テントを張るよりはましです.
役場の場所はすぐわかりました.(小さな街ですし・苦笑)係りのおじさんも親切な方で、お金を払って鍵を受け取ったらホット一息.おなかがすいてきました.
セイコーマートでお買い物をしましたが、どうせならすぐ何か食べて帰りたい.ちょうど目の前に焼肉屋さんがあったので、そこで晩御飯.おいしい食事の後お店のマスター(?)と話をしていたら、その人はこの土地が気に入ってここに住み着いてしまったという話を伺う事が出来ました.釣りが好きなんだそうです.釣り好きの人は北海道に行かない方が良いですよ.帰って来れなくなります(苦笑)
いい具合にキャンプ場の手前に温泉が有ります.途中で寄る事にしました.行って見たらとってもきれいな施設.大満足です.お風呂であたたまり、休憩所でコンセントを借りて時間一杯までこの原稿を書きました.パソコンも携帯も充電できてラッキーでした.
コテージに戻って、寝る仕度.それからもうチョット原稿書きデス.書いているのは、二日前の事!(苦笑)この調子ではなかなかアップできそうにありませんネェ(泣)
7月23日(5日目)
霧がタップリの霧多布岬のキャンプ場で目覚める.恐る恐る外を見ると昨日よりは霧が晴れている.でも曇り空.今まで細かく天気予報をチェックしてましたが、レーダーアメダスには霧雨は出てこないので役に立ちませんでした.どうせ濃霧で霧雨です.もうあきらめて最初からカッパを着て出かけます.
セイコーマートで朝食を取っていると、昨日温泉で書き物をしていて、おんなじキャンプ場に居たZZRさんが通りました.どうやら役場に鍵を返しに行ったようです.私もその後行ったらまだ彼は居ました.簡単な挨拶だけして私が先に出発.
ところが行き先を決めてませんでした(苦笑)途中でツーリングマップルを見て、琵琶瀬展望台に行く事に決めました.ここからは、霧多布湿原を一望できるのです.
到着.早速展望台へ.ウーム.美しい!霧が晴れて、湿原が全部見える(苦笑)やっぱり展望台はこうでなくっちゃ!(苦笑)昨日の釧路湿原とは大違い!
写真を撮って、単車のところへ戻ったら、さっきのZZRさんが着ました.考える事は皆おんなじなんですネ(苦笑)
さぁ、今日は、もう誰がなんと言おうと納沙布岬です.何も考えずにタオルで水滴をぬぐいながら走ります.しかしいつもの癖で、どうしても寄りたい場所がもう一つ出来てしまいました.「花咲岬」デス.ここにはとっても珍しい岩があるそうなのです.「岬」「珍しい岩」これはもう行くしかありません!(笑)
チョット道を間違えて、花咲漁港に出てしまいました.おー!花咲がにのメッカだ!どうしよう?お土産に買おうかなぁ?そんな事を考えたダケで(苦笑)岬に向かいます.
あのネェ.別にそれほど有名ではないかもしれない.それほどものすごいわけでもない.でも、そういう所って気に入ってしまう事が多いのです、私.いいところですよ.ぜひ一度行ってみて見てください.お勧めです.花咲岬.クルマ岩、とっても不思議な岩です.ゴジラの背中みたい!?
やっぱりちょっと気になったので、再び港に戻り実家にカニを送ります.偶然入ったのですががイイお店でした.おばちゃんも気さくな人だったし.
さぁさぁ、今度こそ納沙布岬です.根室市街から先っちょへ向かう途中の、「タンネ沼・オンネ沼」イイ感じです.でも、霧雨の中なので、写真は無し.止まる事もしないで先を目指します.今度は天気のイイ日にゆっくり来たいなぁー・・・
とうとう納沙布岬到着!一応今のところ日本の最東端!(北方領土問題があるので表現が難しいなぁ.本土最東端でいいのかな?)霧雨の中セルフタイマーで写真を撮りました.
北方領土関係の記念碑や記念館を見て、単車のところへ戻ります.ちなみに肝心の北方領土は、霧のため全く見えませんでした(泣)
駐車場の私の単車の近くに、珍しいものが止まっています.
知らない人に説明するのは難しいなぁ.サイドカーってわかります?オートバイの横にもう一つ乗り物がついているやつ.あれの、チョット変わったやつで、オートバイも側車も一緒に四角くカバーしてあるやつです.
「クラウザー・ドマーニ」と言います.単車部分はBMWがベースで、カバンやトランクで有名な「クラウザー」という会社が全体をデザインした乗り物です.珍しいのでオーナーさんと話をして写真まで撮らせてもらいました(苦笑)
なんだか、滋賀県からきたらしく、その場に居たほかの二人と盛り上がっていました.
さてさて、納沙布岬はそのくらいにして、根室市街に戻ります.お目当ては「エスカロップ」.ツーリングマップルによると、『バターライスに乗ったとんかつにデミグラスソースがとろりとかかった根室の定番』となっています.これはぜひ食べたいでしょ!北海道で、海産物以外の名物料理って少ないでしょうから・・・ちなみに私、あんまり海産物得意では有りません(苦笑)
根室の町をうろつきます.全く見つかりません.定番の食べ物なら、何か看板でも出てるだろうと思っていたのは間違いだったようです.しばらく探しましたが、あきらめました(泣)単車もまたまたチェーンがガラガラいい始めました.先日差したのはタダの浸透性潤滑剤ですから長持ちしないのはわかってました.カー用品店に入ってみたら、やっぱり単車用のコーナーはありませんでしたが、なぜか四つ輪用のケミカルと一緒にチェーンルーブが売っていました.アー良かった!
チョットその場ではさせなかったので、とりあえず何も考えずに先を目指して出発です.お昼時を過ぎているので、普通の飯屋はやっていません.道の駅で何か食べれるかな?もうおなかすいちゃって大変だもの(苦笑)
道の駅「スワン44ねむろ」に到着.きれいなレストランが有ります.入ってみたら、なんと「エスカロップ」が有るではないですか!何も迷わずに注文(笑)
出てきたものは・・・ツーリングマップルの説明どおりのものです.おいしかったですよ.でも、どうしてこんな組み合わせの食べ物なんだろう?名前の感じからして、ロシア料理に似たのが有るのかな?
この道の駅のレストランはお勧めです.目の前に白鳥の飛来で有名な「風連湖」が見えます.ぜひ、冬に来て下さい(笑)
ご飯も食べたし、チェーンルーブもここで差したし、大満足で出発です.でも相変わらず霧雨です.標津の先のキャンプ場を目指して走りますが、右に野付崎が見えるはずなのに相変わらず何も見えず真っ白デス(泣)
目指していたキャンプ場は、なんだか受付終了みたいです.連絡先も書いていないので、他のキャンプ場を目指します.この辺で霧が晴れてきました.このまま行けるとイイなぁー・・・
どんどん走って、気が付いたら羅臼峠です.峠を抜けたすぐ先に「らうす自然とみどりの村」というキャンプ場があります.無料です!きれいです!霧も晴れています!
いい気分でここに決定!峠の下にお買い物に行きます.なぜか下は雨.キャンプ場は雨雲の上?もしかしてラッキー?などと考えつつ今夜は何を食べようかな?(さっき食べたのにもうおなかがすいてきました・苦笑)ピーマンのコンビーフ詰に決定!簡単に作れておつまみにもなりますしネ(苦笑)
食事も終わって、お湯を沸かしながら暖を取っていたら、目の前をキツネが一匹通って行きました!おー!北海道!ホントに出るんだぁ!
そういえば、風連湖の近くを走っていた時に、前方を鹿が横切りました.北海道に来て4日目で、とうとう見ましたよ.両方とも.あとは、ヒグマを見るだけか?(爆)
7月24日(6日目)
羅臼峠のキャンプ場で目覚め.昨夜少し雨が降った.今は降っていない.昨日着いた時と同じ状況.きっと下のほうでは降っているンだろうなぁ.
きのうの霧多布の夜はチョット寒かったけど、今夜は大丈夫でした.なぜなら、あれを使ったから.そうです、エマージェンシーブラケットです.(チョット前の日記参照)今回は勇気を出して全部広げました.そして、シュラフの上から軽くかぶせただけで寝ました.朝起きても全然寒くない.今夜は暖かかったのかな?と思いましたが、違います.エマージェンシーブランケットの威力です.その証拠に、逃げられなくなった湿気でシュラフがチョット濡れていました(苦笑)
あ、そうそう.今回頑張ってたたみました.けっこう小さくきちんとたためましたが、最初の(胸ポケットにも入る)大きさには戻りません(泣)
朝食はインスタント味噌汁.と、コーヒー.変な組み合わせ(苦笑)
片付けをしていたら、霧雨が激しくなってきた.また今日もカッパの一日が始まる.もう一組だけ居た二人組みも同じくうんざりしつつ、もうなれた感じ.カッパがユニフォーム!って言い切っていた(苦笑)
知床半島は、先っちょまで行けないので、いけるところまで行きます.「相泊(あいどまり)」というところ.
途中、光りゴケがあったので、寄ってみます.道のすぐ横の洞窟の中にそれはありました.光源を背にして見ると、確かに光って見えます!
でもこれって、反射してるのとは違うのかなぁ?(苦笑)
相泊に到着.すっかりカラダが冷えているので、予定外に温泉に入る事にしました.海岸の石のところに屋根と囲いだけ付いた「相泊温泉」.もちろん無料.
脱衣所は無く、(ホントは湯船の横に有るのですが気が付かなかったし狭いし・・・)雨に打たれながら外で裸に.湯船もチョット囲ってあるだけなので、どこからが外なのかはよくわかりませんが・・・(苦笑)
そうそう.ツーリングマップルには「混浴」と書いてありますが、一応きちんと仕切られていたので、女性も安心です.男湯の前を横切る事さえできれば・・・(苦笑)
すっかり温まり、いい気分です.もう一つすぐ近くに「セセキ温泉」というのもあるので、はしごしようと思って行きましたが、こちらは仕切りも何も無く、ホントに海のすぐ横.満潮時には沈んでしまうそうデス(苦笑)脱衣所はきちんとした広いものがありましたが、雨の中、湯船まで10mチョットを素っ裸で歩くのは気がひけたのでやめました(苦笑)ホント丸見えですし・・・
知床峠を抜けて知床半島の北側に行くのですが、途中に「熊の湯」という有名な露天風呂があるのを思い出しました.見るだけ寄ってみました.ここが一番まともだね.その分人も多かったけど・・・
知床峠を登ります.とってもいいワインディングロード!ものすごく楽しいはず!晴れていれば(爆)
なんせ、霧・雨・ウエット路面・荷物満載.嫌な条件が全てそろっていると言ってもいい状態.それでもそこそこ楽しみましたが(苦笑)
峠の頂上で写真.手元の温度計は10度を下回ってる.さっき温まった体はもう冷えてるし、ホントはものすごく眺めがいいはずなのに真っ白だし・・・(泣)
とっとと下る事にします.
途中で霧が晴れ、ちょっとした晴れ間!やったー!なんかとっても幸せ!(笑)
機嫌を良くして、ついでに知床五湖を見る事にします(苦笑)
もうすぐつくか?と言うところで、乗用車が止まってます.後ろからきたバスも徐行してます.なんだろう?
私も止まってみると、林の中に鹿が数頭.可愛い子供(バンビと言うのか?)も居ます.野良鹿?野生の鹿か!すごいじゃん!
道の途中には、「ヒグマ生息地」の看板.あー、ここは知床なんだなぁ!(笑)
知床五湖の駐車場は単車100円.そこから歩いて5個めぐります.しかし・・・本日はヒグマ出没のため、3・4・5湖は見れません.1と2だけ.あわせて20分くらいの行程.
歩いていると・・・雨デス(泣)
残念なのかラッキーなのか、ヒグマには会えず、またまた雨が降ってきました.
一度脱いだカッパを着て出発.せっかく晴れたと思ったのにぃー・・・
この時点で13時.もう何も考えずにひた走ります.オシンコシンの滝もチョット振り返ったら走ったままでも見れたので、そのまま止まらず通過.雨の中写真撮るのも飽きました.カメラ濡れるし、メモリー無いし・・・
「おばちゃんの家」というお蕎麦屋さんでチョット遅めの昼ご飯.今日も温かいおそば.どうなっているんでしょうか?こんな時期に温かいおそばが食べたくなるこの気温!地元の人も、こんな事は珍しいと言ってます.そんな時に来ちゃう俺っていったい・・・
おそばを頂きながら、パソコンと携帯を充電.ついでに、一杯になったデジカメのメモリーのデータをパソコンに移します.256MB.240枚くらいの写真.果たして、後で整理できるのでしょうか、この男に・・・(苦笑)
今日はチョット走りやすい.霧雨じゃぁ無くってホントの雨になっちゃったから.シールドの雨粒は、勝手に飛んで行ってくれるから拭かないでもイイ.昨日までよりはチョット楽.
でもやっぱり細かく立ち止まる気にはならない.サロマ湖も走りながら見ただけ.
あー、今日はもう本当にダメ.テント張りたくない.ホテルに止まる!
紋別が近づいてくるといろいろとホテルの看板が出てきた.なかなかまともなホテルの看板って今までは無かったのです.何でここに来たら急にあるのかと思ったら、紋別には空港があるのですね.ラッキーかも?
気に入ったホテルがあったので、そこに行ってみました.空いてました.泊まります.
今部屋でこれを打ってます.やっと、旅行記が実行程に追いついた!これで一つの荷が下りた(苦笑)でも、もうずいぶん遅い時間だ・・・(泣)
7月25日(7日目)
紋別のホテルで目覚めました.昨夜遅かったのでチョットゆっくり寝ちゃいました(苦笑)
10時出発.近くのホクレンで給油.
今北海道に単車で来ると、ホクレンさんでは旗をくれます.始めにもらった黄色い旗はどっかですっ飛ばしてしまったのですが、次にもらったものは緑色!聞いてみると全部で三色あって、道北は青、道東はみどり、道南は黄色なんですって.ふーんそうか.そう聞くと全部集めたくなっちゃいますよネ.(苦笑)でも途中ですっ飛ばしちゃぁ意味無いって!(笑)
今日は何とか雨は降らない.と、勝手に決めて、カッパを着ないで出発.しましたが、30分もすると雨(泣)
もういいよ.あきらめた.しかも、カッパ着てた方が暖かくて楽だし(苦笑)
もうそこからは半ばやけくそ.というか、もう見るもの無いので、ひたすら宗谷岬を目指して走ります.
北海道の道って、チョット広くて飛ばしやすい.地元の人もけっこうなスピードで走ってます.直線で、速い車が遅い車を追い越すのはあたりまえのようで、抜く方も抜かれる方も手馴れたものです.初めて、大型トラックが追い越しをかけているのを見たときはチョット驚きましたが、もうなれました(苦笑)
こちらが追いつくと、勝手に左に寄って道を譲ってくれようとするクルマまであります.こちらが抜く気が無くても・・・(苦笑)
仕方ないので抜きます(笑)「速く抜いてくれよ」って、逆にあおられているみたいデス(笑)
北海道に入って、単車に異常事態が発生!と言っても、良い異常事態(苦笑)
「北海道燃費」とでも言いましょうか、異常に燃費がイイ!それもそのはず、トップに入れっぱなしで延々直線を走りますから.それも、ちょうどXJR君の燃費が一番イイ速度で.
高速道路に乗って、私が運転すると、XJR君は思ったより燃費が伸びません.飛ばしすぎるので、風の抵抗などで燃費が落ちるのです.ホントは100km/hくらいで走るのが一番燃費が良いのですが・・・
まさに北海道ではその状態で走れるのです.今まで満タンで200kmも走れば上出来だったのですが、今回は300km走った時もありました.ホントビックリです.
1時間50分ノンストップで走り、
とうとう宗谷岬に到着しました!
いつのまにか雨は上がり、太陽は見えませんが、北海道に入って始めて水平線が見えます.(地球岬では晴れていたけど海上は雲が多く水平線は見えなかったのデス)おかげで、樺太がクッキリ見えます!ここに来るのが目的の旅で、ここに来て一番イイ天気!
最高の気分です!(でも、気温は13度なのよネ・苦笑)
これで今回の私の旅のお話は終わりです.始めはチョット宗谷岬までというつもりでしたが、結局逆回転で回ってしまったためけっこうな時間がかかってしまいました.でも、長い距離を走って、目的の場所に着けたのですから、その感動はひとしおです.途中は天気も悪くとっても寒かったし、どうしてこんな所に居るんだろうと思いそうになった事も無くはなかったのですが、実はやっぱりけっこう楽しかったです(笑)
そんなわけで、ここから先はおまけみたいなもんです.適当に読んで下さい(苦笑)
いろいろと写真を撮り、すぐ近くの食堂で昼ご飯.カニと海老とホタテが入ったラーメンを注文.(名前忘れちゃった・泣)もちろん生ビールも!
メール打って、写真取り込んで、日記アップして・・・食堂の方、コンセント貸してくださってありがとう御座いました.
せっかくなので近所を探検します.さっき来る時、丘の方を見たらけっこうイイ感じだったのでそちらに行ってみます.ツーリングマップルにもおすすめの道として紹介されています.
行ってみると、とってもイイ感じの道!北海道に入って初めて本気で攻めちゃいました!(笑)まぁ、荷物満載なのでそれなりではありますが・・・
あまりにいい気持ちなので、ずっと走っていたら道がなくなっちゃいました.帰りに測ってみたら18kmありました.ここは絶対におすすめ.景色も説明できないくらいイイ!飛ばさない人でもぜひ一回来てみて.感動する事間違いなし!
その後再び岬に戻って、チョットばかしお土産など買って、岬のすぐ上の丘にある牧場を見に行って、また下に戻って給油しました..出光興産の安田石油店さん.最北の給油所です.『日本最北端給油証明書』と『記念品』をくれます.それが目的で給油しました(苦笑)
これでだいたいやりたい事は終わったので、次にノシャップ岬を目指します.
30分くらいで到着.しかしここでまた雨!西の方は雲が重そうだし、水平線も無くなって海と空がグレーにつながっています.楽しみにしていた利尻島も全く見えません.
今夜はどこに泊まろうか.やっと考え始めました.もう17時です.雨が心配なので、せめてもと思い岬の東側のキャンプ場を選択.
行ってみると閉鎖中の看板.理由は?・・・熊出没のため!!
でも、さすが稚内市(市営のキャンプ場でした)、代わりのキャンプサイトが用意されています.行ってみると岬の西側にもかかわらず、さっきの雨はもう上がっていて、しかも温泉施設のすぐ隣!完璧だぜ稚内市!
そんなわけで、そこにテント張ってこれを打ってます.
今22時過ぎ.雨が降り始めました.明日の朝にはやむかな?明日の朝には利尻島は見えるようになっているかな?
そんな事を考えながら・・・おやすみなさい
7月26日(8日目)
稚内市の特設キャンプ場でお目覚めです.
昨夜の雨はすっかり上がりましたが、空はややあやしい状態.風が若干吹いていますが、暖かい風.羅臼でいいかげんにテントをたたんだので、けっこう濡れてて汚れています.せっかくなので、きれいに拭いてしまいます.天気によっては今日が最後のキャンプかもしれないので・・・
そんなわけで、遅めの8時50分出発.行く先の空は真っ暗なのでカッパを着ます.また今日も雨かぁー・・・(泣)
とりあえず今日のお目当ては決まっているので、音威子府(おといねっぷ)に向けて海岸線の道をひた走ります.何も口にしないで出発したので、セイコーマートを探しますが全然見当たりません.そんな事を考えているうちに、目の前が真っ白に・・・!またまた濃霧です.島が見えないどころではありません.横の草原も半分しか見えなくなりました.とりあえず前のクルマのテールランプを頼りに走ります.
しかしほんの数分走ったら霧は晴れました.なんだか空も明るいです.あっ!右側の空に見えるのは・・・
そうです.利尻島が頭だけ見せました.なんだか、私にサヨナラを言うために出てきたような・・・(泣)
チョット感動しました.もう絶対に見れないと思っていたのに・・・
後ろを見ると、今走っていた所は真っ黒い雲に覆われています.ここだけすっぽりと雨が上がっています.
ありがとう、利尻島!
礼文島の事を忘れていたのは内緒でっせ!(笑)
しばらく走るとまた前方に白い幕が!振り返るともう利尻島は見えません.サヨナラ、利尻島!僕のためにわざわざ顔を出してくれてありがとう!なんて事を考えていたら、さっきよりひどい霧です.中は、霧雨を通り越して、きちんとした雨(苦笑)
いいです.そういうの慣れましたから(泣)
北緯45度線通過のモニュメントも、止まる気がしません.ホントはバックにきれいに利尻島が見えるらしいのですが、今はバックは真っ白なので、もうどうでもいい状態デス(苦笑)
パンケ沼の先を左折.R40を目指します.途中のビジターセンターから湿原が良く見えるらしいです.晴れていれば・・・
R40に入っても相変わらず、濃霧との戦い.セイコーマートも見つからないまま、天塩川(てしおがわ)沿いにひた走ります.
結局約1時間走って「道の駅おといねっぷ」に到着.天気はいつのまにか晴れています.やっとここで目覚めの缶コーヒーをゴクリ(苦笑)
ここまで来る道は、工事のダンプが通っていたので、道に泥が多く、単車がどろどろになっています.あー、かわいそう.帰ったらきれいにしてあげるからネ.
しかも、気が付けば、道東のホクレンさんでもらった緑の旗がありません!ウォー!もう道東には行かないのにぃぃー(泣)あーあ.仕方ないか.一応きちんと付けたつもりだったけど、実はタダ網(ツーリング用のネット)に刺してあるだけだし・・・(苦笑)
突然ですが・・・
今日のお目当てその1!
JR北海道「音威子府駅」
18年前、高校2年生の時.あれ?計算合わない!20年前ジャン!(ガックリ)
鉄道研究会の夏の旅行で北海道に来て、青森で解散した後一人北海道に戻り、音威子府の駅まで来たのが、私の今までの最北端記録でした.20年ぶりに懐かしい駅を訪問します.国道から左折すると、約100m先に音威子府駅が見えました.でもなんだか様子が違います.駅舎がきれいになっています.
単車を止め、駅員さんに話を聞きました.平成2年に改築したそうです.当時はホームにあったおソバ屋さんも、駅舎に組み込まれています.
音威子府のおソバは、名物なので、早速天玉ソバを頂きます.ついでに、お土産におソバを購入.大満足です.
ついでなので、駅構内をチョット見学.おー!跨線橋は昔のままだ!すかさず撮影(苦笑)
今日のお目当てその2!
JR北海道「美深駅」
20年前、日本国有鉄道という名前だった頃、日本で一番赤字だったのは「美幸線」という線でした.宗谷本線の美深駅から、仁宇布駅までの20数kmの線でした.
高校生の私が函館から北海道に戻ったのは、この線に乗るためでした.音威子府に行ったのは、あくまでも時間が余ったからデス(苦笑)
こちらも20年ぶりの訪問ですが、やっぱり駅舎はきれいに改築されていました.
出札口を見ると、美幸線の旧駅舎のイラスト付きの記念切符を売っていました.すかさず購入(笑)
駅員さんと話をしつつ駅構内を見ると、やはりこちらも昔のまま.
「あのホームの向こう側から美幸線は出ていたンですよネ」と私.
「そうです.3番線でした」と駅員さん.
今日のお目当てその3!
日本国有鉄道「仁宇布駅」跡
旧美幸線と並走するように、道々49号美深雄武線(びふかおうむせん)が走っています.そこを走り、仁宇布(にうぷ)駅跡に行きます.途中横を見ると、当時の鉄橋が残っていました.
現在仁宇布駅は、トロッコ王国と言う名前で、旧美幸線の線路を一部使い、自分で運転するトロッコで走る事ができるようになっています.今日もお客様が2組ほど居ました.しかし・・・駅舎は壊され、ちっちゃな事務所と言うか、トロッコ王国の変な駅舎になっていて、プラットホームは残っていたものの、当時の面影は全くと言っていいほどありませんでした.旧美幸線の線路が活用されているのは良い事だと思いますが、なんだかチョット寂しかったです.
寂しかったと言えば、駅の周り.ホントに何も無いところです.こんな所に駅を作って何をするつもりだったのでしょうか?ホントは雄武までつなげるつもりだったのでしょうが、それにしても・・・日本一の赤字になるわけだ(苦笑)いまさらもって実感しました.
本日の臨時お目当て!(笑)
JR北海道「比布駅」
知ってる人は知っています.ピップ駅です.
もちろんピップエレキバンのCFにも登場した事が有ります.
ここの駅舎はたぶん昔のままです.なんとなく覚えています.
いや?ここは降りずに通過しただけだったかな?(爆)
さぁ、これで、今日の予定は終了です.あとはどこか適当に宿泊地を探すだけ.とりあえず旭川まで走ろうか、と考えたその時、羅臼のキャンプ場で夜中に電話をかけてきて私を起こした先輩の言葉を思い出しました.
「美瑛はえーでー」(こんなじゃぁ無かったですかね、MM先輩)
仕方が無いので(笑)美瑛を目指します.どこにあるのかも知りませんでしたが、なんだかちょうど前方のほうです.よく見れば、そのまま富良野を抜けて、さらに占冠を通って夕張まで行ける!ここも高校生の時に通った所だ!
美瑛行き決定!(笑)
旭川の市街地を抜けます.なんか渋滞してる.久しぶりの本格的すりぬけ.かったるいなぁ(苦笑)
何とかR237に入る.丘を抜けると美瑛の街.入り口は北西の「パッチワークの路」と呼ばれる丘.私は南東の「パノラマロード」を目指す.道々966号はとってもいい道でしたが、やっぱり美瑛らしいのはパッチワークの方だったかな?
ホントは十勝岳の方を回りたかったんだけど、雲に覆われていたのでやめました.せっかくカッパ脱いで走っているのに、また着るのはやだモンね(苦笑)
美馬牛(びばうし)から、R237に戻る.続いて富良野を訪問.とりあえず、この辺でキャンプを張ろうかな?「中富良野森林公園キャンプ場」を目指します.
富良野と言えば、有名なドラマの地ですが、私はそのドラマを一つも見た事無いので、その辺の思い入れは全くありません.有名だから、話のネタに来てみただけデス(苦笑)
お目当てのキャンプ場につきました.とってもイイ所です.でも・・・
人が多い!(笑)
今まで泊まったキャンプ場は、どうして?って思うほど人が少なかった.そんな状況に慣れてしまっているので、なんだか人が多いところはチョット・・・
そんなわけで、もう一つの、鳥沼公園キャンプ場を目指します.
思っていた道から行けなかったけど、何とか到着.
でも、ここも人が多い.チョット覗いて入り口の近くを陣取る事に.すでにテントを張っている人が居たので、「イイですか?」と聞いたら快い返事.チョット安心しました.
やっぱり、「富良野」というネームバリューのせいなのかな?長期滞在風のテントもあります.それはそれで、北海道らしいのか!?
買出しに行った時、声を掛けてきたXJR12のカウル付きの人と一緒に飲む事になりました.前のテントの人はCB13.3人でいろんな話で盛り上がりました.
急に雨が降ってきたので、楽しい宴会はお開きとなりました.また雨かぁ・・・
7月27日(9日目)
富良野のキャンプ場で目覚める.雨は降っていない.空は・・・あやしそう(泣)
いつものとおりコーヒーを沸かしながらテントをたたむ.今日も念入りに拭く.しかし湿気が多いので、また後で乾かさないと・・・今夜は旅館に泊まるかもしれないので、テントを使うのはこれがこの旅行の最後.ホントは晴れてくれて乾いた状態でしまいたかったんだけど、まぁ仕方ない.
荷物を積みながら、昨夜の3人でまた単車の話.話は尽きない.
CB13さんが、ホクレンさんの旗をたくさん持っているというので、せっかくパッキングした荷物を解いてもらって緑の旗をもらう(苦笑)ホントにすみません.私がお馬鹿で飛ばし屋なばっかりに御迷惑をおかけします.道北の青は昨日美深のホクレンさんでもらっているので、後は、道南で黄色いのを再びもらえば3色そろうぞ!(笑)
そういえば、すぐ近くに居た、「尾張小牧ナンバーの女の子二人組み」.前にどこかで見た事ある.2〜3年前かな?単車もCB4だったからたぶん間違いない.でも、話し掛けるきっかけが無かったので、真相は闇の中(笑)
8時20分出発.とりあえず給油したのち、一路日高を目指す.
山の方には雲.とりあえず後で履くのは面倒なので、カッパの下だけはいておきました.
しかしどこまで行っても降る気配はない.けっこう黒い雲なんだけど、うまくルートをはずれているようだ.晴天の峠道!気分はだんだん盛り上がってきた!(笑)
金山峠のあたりで、虫の大群と遭遇.トンボ?そのくらいの大きさ.でも、なんか違う感じもする.ハンドルのところで一匹潰れていたので走りながら見てみると・・・ハチ!しかも結構大きそう!
後で休憩中に見てみたら、オイルクーラーを止めてるボルトのところでもう一匹結構形をとどめた状態で潰れていました.これは・・・スズメバチか!?
うひぃー!刺されないでよかった!(過去にツーリング走行中にハチに刺された経験有り・苦笑)
占冠(しむかっぷ)を通過.石勝線が開業したばかりに来た.もう20年か.今では帯広以東行きの列車の当然の通り道だが、それ以前はもっと遠回りをしてたんだ.
白樺のたくさん生えている高原を特急の窓から眺め、北海道は美しいところだと思ってから、はや20年ですよ.今でもその美しい景色は変わりませんでした.
天気の良いまま日高に到着.R237から、R274へ進路変更.夕張を目指します.
いくつかのトンネルを抜け峠を越えて、楓駅のすぐ近くに「北海道物産センター夕張店」がありました.比較的大きなドライブインで、夕張メロンなどのお土産物をたくさん売っています.ちょうど観光バスが着いたばかりだったので、元気なおばちゃんたちが一杯・・・(苦笑)
お土産にメロンを買おうかと思いましたが、やはり高価なものなのでヤメにして、私は一人「夕張メロンソフトクリーム」でご満悦(苦笑)
30分ほど休んで、夕張駅を目指します.
ここも昔高校生の時訪れた場所.何でここに来たンだっけ?夕張線廃線?いやいや.今も残っています(苦笑)
そうこうしているうちに夕張駅に到着.うをぉー!なんかスンゴクでっかいビルだ!
と思ったら、それは違う建物でした.JR北海道夕張駅は、とっても小さくて可愛い風見鶏の付いた建物でした.後ろの大きな建物は、リゾート系のホテルのようで、すぐ向こう側の山にはスキー場も出来ています.なんだか変わっちゃったなぁ.でも、炭鉱がなくなった今は、こうして生きていくしかないんだろうなぁ・・・奥のほうには、遊園地の様なものも有りました.もしかすると、けっこう穴場の遊び場かも・・・(苦笑)
そのまま道々38号を走って、岩見沢に抜けます.目の前の峠には薄黒い雲がかかっているので、念のためカッパを着用.
しかしその甲斐なく、全くのイイ天気で、峠を快走.とてもいい峠です.
峠から岩見沢の街に降りていく途中に、「メープル小学校」という大胆な名前の学校があった事をお伝えしておきます(笑)
実は、朝、例の二人と話をしている時にチョット気になったのですが、リアのブレーキディスクがチョット変に錆びていました.よく見ると、リアブレーキパッドがすっかり無くなって、インジケーターがディスクをこすっていました.
これはイカン!早速YAMAHA系のお店を探す事にします.
ホントは、岩見沢から高速道路に乗りたかったのですが仕方がありません.
しかし残念ながら、北海道はビックリするくらいバイク屋さんが少なく、お目当てのお店を見つける事は出来ませんでした.やっぱり、一年のうち半年は雪の中で、商売になりにくいのか?と思ってしまいました.
R234を南下.バイク屋さんの事はあきらめて、追分町ICから高速道路に乗ります.あーなんか、久しぶりの高速道路(苦笑)でも、北海道は下道も十分整備されているので、片側1車線の高速道路ってあんまり有難味が無いかも・・・(苦笑)
下道でも100km/hで流れている所もあるし・・・
ホントは洞爺湖の大和旅館を目指しているのですが、ちょっと時間に余裕があるので、支笏湖も見る事にしました.苫小牧西ICで降りる.実はこれは間違え.ホントは苫小牧東ICで降りる予定でした.でもまぁ、ちょうど給油したいので、ホクレンさんを探します.道南の黄色い旗をもらわなくっちゃいけないからネ(苦笑)
しかし、発見できず!さぁ困った.ガソリンはもう残り少ない.やはり支笏湖に登る前に入れておきたい.仕方が無いので、ホクレンさんではない普通のガソリンスタンドで給油.支笏湖に向かって登り始めます.
途中の道で、おまわりさんに捕まっている人が居ました.おそらくスピード違反でしょう.
北海道では、何ヶ所かでネズミ捕りをやっているのを見ましたが、もう一つの方法として、物陰に隠れているパトカーで追尾すると言うやり方があるみたいデス.
噂によると、パトカーにレーダーを載せていて、後ろに付いたら即計測であっという間に捕まるらしいです.とりあえず今のところ私は捕まっていないので、真相の程はわかりませんが・・・(苦笑)
二つくらい分岐があって、なんとなく進んでいたら支笏湖湖畔に出ました.でもなんだか行き先が違うみたい・・・
R276でずっと行けばよいのに、途中で曲がらず真っすぐ来てしまった為にR453に入っていたみたいです.湖畔で写真を撮って引き返します.
R276は、支笏湖畔に添って走っています.地図上は.
でも、実際は湖との間に林があるため、湖はほとんど見えません.
美笛峠を越えて、R453で洞爺湖を目指します.
途中の道の駅「フォーレスト276大滝」に、1億円のトイレがあったそうなのですが、すでに通り過ぎた後でした.チョット見てみたかったなぁー・・・(苦笑)
そんなこんなで、洞爺湖に到着.今日は、昭和新山も有珠山もはっきり見えます.
それにしても、昭和新山って、ネズミーランドの火山か映画のセットみたい.チョット周りから浮いてる感じがする.不思議な雰囲気をもっています.
てな事を考えながら、洞爺湖温泉大和旅館に到着.
とりあえず温泉だ!その後はバーベキューが待っている!!
ここで問題が一つ.私はいつここを出るか.つまり、何時のどこ行きのフェリーに乗るかという事.
チョットネットで調べたら、方法は二つ.
函館3時発青森行き.
函館9時発大間行き.
ホントは、来る時に青森から乗ってしまったので、帰りは大間に降り立ちたい.
しかし、その後の事を考えると、大間を11時に出て東京まで走ると帰り着く時間が心配.だって次の日から5日間仕事だもん.なるべく早く帰りたい.青森行きなら、7時には青森を出発できる.うまくすれば明るいうちに東京に帰れる.
さぁ、どっちにしよう?
走る旅というポリシーをとるか、帰ってからの体力をとるか・・・
結局3時発青森行きの予約をしました.だから、ここのバーベキューは22時くらいには切り上げて函館まで走らなくてはなりません.ホントは泊まって行きたいけど、やっぱり後の事を考えると、少しでも早く帰りたいというのも本音.最初の予定では今日には本州に渡ろうと思っていたくらいなのに・・・
楽しい仲間とのバーベキューと走りのポリシーと翌日の体力の全てを天秤にかけてこの決断をしました.悔いは無いっす.
とりあえず、まずは、バーベキューだな!(笑)
北海道に上陸して最初の晩にここ、大和旅館に泊まりました.
昼間見に行った西山火口の駐車場に居た人に教えてもらった温泉旅館.
そしてそこで出会った素敵な人たち、おいしい料理(苦笑)
「来週は川海老を持って来るから絶対に来てネ」そんなあまい言葉に誘われてまた来てしまった.
バーベキューが始まる前に、川海老のかき揚げを頂きました.北海道では、海の物が十分においしいので、川海老なんか食べる人はほとんど居ないそうです.もったいない.沼津の桜海老よりもおいしい!(苦笑)
そしてバーベキューでは、生きたままのカニを焼き、おいしい自家製のお漬物を頂き、あんまり好きじゃぁ無かった筈のラム肉も炭火で焼いたらとってもおいしいのネ、って感じで、たくさん頂いちゃいました(笑)そうそう、忘れちゃぁいけない、偽シシカバブもおいしかった!
なんだか、ずっと前から知りあいだったような、とっても楽しく素敵な人たち.
この人たちと知り合えた事が、今回の旅行の最大の収穫だったかもしれない・・・
なんて事を考えているうちに、花火も灯篭流しも終わり、そろそろ出かける時間.とっとと切り上げて帰り支度.とにかく函館からフェリーに乗る事に集中しなくっちゃ!
「絶対にまた来ます」という思いを胸に、皆とお別れ.一路函館を目指して出発しました.
あとは、「ホクレン」さんの黄色い旗を手に入れればとりあえず思い残す事は無い.そんな気持ちで、R37からR5を走り抜けます.
「3時間見ておけば大丈夫」と言われていたので、3時のフェリーの1時間前の2時に着くには23時出発.予定通りに出発した.高速に乗らなくても、下道でも十分早い、という話のとおり、国道はスイスイ流れている.チョット元気のいい軽自動車が居たので、調子に乗って付いて行く.途中で道を間違えた時に離されちゃったけど、その後も単独でカッ飛んだ(苦笑)函館に入るチョット手前で、うっかりオービスを光らせちゃったけど、たぶん単車だから大丈夫.
「八雲ならあるかもしれない」といわれたホクレンさんの24H営業店は、残念ながらありませんでした.う゛ー.黄色い旗は手に入るの?函館市街地が勝負?
天気も良かった.出発してから今日で9日目.初めて雨に降られなかった.お月夜で、海がきらきら輝いている.とっても綺麗.気が付けば、今まで一度も姿を見せてくれなかった駒ケ岳が、シルエットで、海の向こうに見える.なんだかお別れを言いに出てきてくれたみたいでチョットうれしさみし.
実になんと1時間半で函館市街に突入.せっかっくなので、函館新道を走って、函館山を目指す.夜中の1時の函館観光(苦笑)
函館駅.昔来た.夜行を待った.駅前の市電も懐かしい.今となってはどこまで乗ったか忘れたけど、全線乗れなかった事だけは覚えている.後輩は乗りたかったみたいだけど、確か俺が温泉入りたかったから乗れなかったんだ.どこの温泉に入ったのかな?やっぱり谷地頭かな?チョット忘れちゃったな(苦笑)
函館山.高校生の時は上れなかった.どうやらこんな夜中ならマイカーも登れるようだ.ラッキー!
とんでもない急勾配を単車で登る.しかし、途中から上は、単車進入禁止.残念だが、あきらめる.
立待岬に行ってみる.しかしここも進入禁止.残念!
もう一度函館駅に寄る.よく見ると、立替をするという看板が立っている.今の駅舎はあの頃の駅舎か!中を覗いてみるが、チョット記憶はよみがえらなかった.きっと、ベンチで爆睡していたンだよ、高校生の俺は・・・
函館にも24H営業のホクレンさんは無いようだ.残念だが黄色い旗はあきらめだ(泣)
フェリー乗り場に到着.1時半.ちょっと眠い.大和旅館でたくさん食べたから、食欲も無い.おみやげ物屋を覗いて・・・あっ!もう一つ大事なものを忘れてた!
「SAPPOROクラシック」!!
いつも仕事で北海道に来たら絶対に買って帰るビール.北海道限定醸造.というか、札幌工場限定醸造が正しいのかな?
北海道でも、札幌界隈しか売っていないのかなぁ?俺が寄った道東や道北の飯屋では、どこのお店にも無かった.でも、さすがにフェリー乗り場には売っていますよ.どうしよう.1ケース買って帰ろうと思っていたけど、チョット高いなぁ.送料入れたらいくらになるんだろう?チョットひよってしまった.積んで帰るわけにも行かないし・・・
結局買いませんでした(泣)宗谷岬で買った「熊出没注意黒ラベル」があるからいいか、と自分を無理やり納得させました.
時間がきて、フェリーに乗り込みます.単車は私一台だけ.この時期この時間に北海道から脱出する人は居ないのか.どちらかというと、北海道に上陸し始める時期だものね.社会人で、唐突に休みを取った私は、もう帰らなくてはなりません.単車だけでなく、乗用車も少ないです.チョット寂しいけど、空いててイイか、と考えながら、2等船室で横になりました.ZZZ・・・
7月28日(10日目)
フェリーの中で目覚める.3時間と少々の睡眠.でも、ぐっすり寝れた.
予定通り青森港に到着.下船.8日前のほぼ同じ時間、雨の中ここに着いた事をチョット思い出した.今日はイイ天気だ.
港の近くのコンビニでチョット軽い朝ご飯.隣のスタンドでXJRクンにも朝ご飯.あとは700km走っておうちに帰るだけ!
東北道に乗って最初のパーキング(高舘P)にて、またチョット休憩.
顔を洗って歯磨き.ホントはそういう事はフェリーの中でやっておけばイイんだけど、ギリギリまで寝てたから・・・(苦笑)
何気なくXJRクンのリアタイヤを見た.
げっ!
なに?
タイヤの真中だけ色が変わっている!?どういう事?
よくよく見ると、四角く減ったタイヤの真中だけ、表面のゴムとは違う「2枚目のゴム」が見えている!
ヤバイ!あと700km走るのよ.このタイヤもつの?
とにかく走り始めた.
タイヤは、中に金属製のワイヤーが通っていて、それが出て来ても空気は抜けないのは知っている.過去に、そういう状態まで乗っている無茶な貧乏人が知り合いには居た.
しかし、今日の道路は高速道路.チョット条件が悪い.当然ながら、いつも走っているような速度では走れない(いったいいつも何キロで走っているんだ?・苦笑)とりあえず制限速度で走る.
急にバーストする事はないにしても、やっぱり何かあってもすぐ路肩に寄れるように左側の車線を走る.幸い、交通量も少なく、みんないいペースで走っているので、左車線を100km/hで走るのは楽だった.
そもそも何でそんなに減ったのか?
今回の旅に出るにあたって、最小限の整備はした.オイル交換をして・・・それだけか!?(笑)予定では全部で4000kmくらい走ると思っていた.これは予想どおり.出発前の時点での走行距離からすると、ちょうど帰ってきた頃にタイヤ交換.だったら、帰って来てから替えればイイか、と思っていた.
予想と大きくはずれた、と言うか、すっかり忘れていた北海道ツーリング特有の現象.直線ばかりなのでタイヤの真中だけ減る!と言う事.それが実際に起こった.つまり、普通に均等に使って4000kmくらいもつと思っていたタイヤは、真中だけ使ったらそれより早く無くなるのは当然の事なのです.
そんなあやしい状態のタイヤで高速道路を制限速度で走りながらいろいろ考えました.タイヤはどうして減るのかと・・・
タイヤは普通に走っていても減りますが、走り方によって減り方も違います.タイヤが減りやすい走り方を考えてみた.
リアタイヤに関して考えてみると・・・
急加速、急減速(急なエンジンブレーキ)、重たい荷物を積む、直線ばかり走る、過大な速度(空気抵抗に打ち勝たないといけないような速度)で長時間連続して走る・・・
あー、なんだか今回のツーリングはリアタイヤを減らすための条件がそろいすぎています.残りの東北道でこのタイヤを終わらせないためにはその条件を少しでも好転させなくてはいけません.まず、後ろに積んでいる重たい荷物.これをいまさら降ろすわけにはいきません.そして高速道路はほとんど直線みたいなもんデス.左右にローリングを切ってタイヤの真中を使わないように走りたいですが、そんな走り方で700km走れません.そんなわけで、急加減速および過大な速度禁止!と言う事を自分に言い聞かせて走りました.
約3時間、300km走って、長者原SAで給油休憩です.北海道での経験もありますが、100km/hで走っていると、XJRクンは非常に燃費がいい.この速度だと、空気抵抗も少ないですからね(苦笑)私のXJR等のいわゆるネイキッドバイク(カウルが着いていない単車)は、速度が増すと極端に空気抵抗が増え、燃費が悪くなりますから.まぁ、すなわち、リアタイヤにもそれだけ負荷がかかると言うものですな.リアタイヤに負荷がかからない走り方はすなわち燃費も良いのデス(苦笑)
休憩と言えばまずは一服・・・などと言ってる場合ではなく、恐る恐るリアタイヤを見てみます.
あらら、2枚目のゴムの下から3枚目のゴムが出てきています.タイヤが何層のゴムで出来ているのかきちんと知りませんが、そろそろヤバそうデス.
今居る所は仙台のちょっと北.まだおうちまで400kmくらいあります.はたして私は帰れるの?もし帰れないんだったら、仙台あたりで下に降りて、どこかのお店でタイヤを交換するって手もあります.そこで・・・デジカメで写真を撮って、行きつけのバイク屋さんにメールで送って相談してみました(便利な世の中ですネェ・苦笑)
バイク屋の親父さんの一言.「とにかく来れる所まで来い.途中でダメになったら迎えに行ってやるから」
あーなんというやさしいお言葉.そこまで言って下さるなら私も頑張ります.
そんな感じで再び東北道の本線の左側車線を100km/hで走り始めました.いよいよ苦しくなってきたので、もう少しリアタイヤの負担を軽くしようと思ってタンクの上に伏せ(空気抵抗の減少)、しかもタンクにしがみつくように前乗りして(リア荷重の減少)走ります.
そんな体勢で、一般車の後ろを走っていたら、だんだん眠くなってきました.イカン!菅生Pで一服休憩.そしてまたすぐ同じ姿勢で走行.ダメだぁ!眠い!1時間たたないうちにまた休憩です.吾妻Pにはちょうど良い具合に木陰にベンチがあったので、チョット横になってお昼寝します.ZZZ・・・